名前のない空1

なんで生きていかないといけないんだろう。ぐちゃぐちゃになった気持ちを抱えて、毎日呻いてる。助けなんか、ない。誰のどんな言葉も、慰めにならない。そんな自分に嫌気が差す。それでも、多分生きていくしかなくて、その事実を痛感するたびに、声を上げて泣きたくなる。

地図のない森の中で、彷徨っているような。今、わたしはどこにいるんだろう。進んでいるのか、戻っているのか、全くわからない。ただ、容赦なく日は暮れて、世界は幾ばくかの静寂に包まれる。朝を待つだけ。それしかできない。夜が明ければ、また迷路の繰り返し。どちらがましなのか、もうすこしもわからない。

苦しい。ただ、ひたすらに苦しい。誰もいない森で、意味もなくもがいている。こうやって、人は死んでいくんだろう。そうした予感だけが残る。

空から零れ落ちる星屑。拾う前に消える。童話を信じるとすれば、ほんとうはそれは誰かの命だったのかも知れなくて、掬おうとする手が震えてしまう。何もできない。それだけは、痛切に理解している。